インフォメーション

2022-07-27 09:20:00

アップが遅くなり申し訳ございませんが、7/27(水)〜29(金)は臨時休業させていただきます。

よろしくお願いいたします。

2022-07-19 10:56:00

*小品盆栽とは、樹高(鉢上から樹冠部頭までの高さ)が20㎝以下の盆栽のこと

 

夏場の作業 

①松(赤松・黒松)の芽切り

芽切りとは?:新芽を切って二番目を吹かせること

二番目を吹かせる目的:芽数を増やす、葉の長さの調整をする

 

一本の樹の中でも樹勢が強い部分と弱い部分があるため、強い葉は伸びも早く、弱い葉は伸びが遅い。結果的に葉の長さもマチマチな樹になってしまいます。休眠期に入るとその年の成長が止まりますから、その前にタイミングを調整しながら芽切りを行っていくことで、全体的に葉の長さが整った美しい松に仕上がるそうです。

 

”夏場の水遣り②”に書いた「葉水」と合わせて行うことで、より効果的な葉の調整ができます。

 

最初は何度聞いても???でしたが、実際にやってみてようやく何となく分かってきた気がします。芽切りは目に見えて作業結果がわかるので、私は結構好きです!とはいえ、一度切ってしまったら元には戻らないので、慎重になり過ぎて切れなかったりドキドキしながら作業するのも事実です。

説明を受けながら手を動かしてみると納得できますから、盆栽教室で体験してみることもおすすめです。秋からは当園でも教室スタート予定ですので(年間クラスの他、単発体験コースも実施予定)気になった方はインフォメーションを時々覗いてみてくださいね(^^)

2022-07-13 16:49:00
夏場の水遣り2

前回、夏場の水遣りについて少し書きましたが、本日園主から幾つか聞いたことを書きたいと思います。ご参考まで

通常は土だけに水を遣るのですが、夏場は葉水(葉に水をかけること)もすることで、

①「葉の温度を下げる」

②「害虫などを洗い流す」

そしてここがポイントなのですが、黒松・赤松に関しては

③「葉の成長を促す」効果があるそうです。

小さい鉢の子たちには必然的に水がかかってしまうのですが、大きな鉢の子たちには、葉に水をかけることで、樹の下枝の成長が少ない

部分にだけ葉水したり、と樹の全体像を見ながら(今後の成長を想像しながら)葉水していくことが大切だそうです。

「水遣り3年」と言われる由縁ですね〜

 

2022-07-12 18:40:00
千鳥桔梗が咲きました!

高山植物のチシマギキョウが咲きました。その名の通り、北の大地「千島列島」の色丹島で大正年間に採取されたものの子孫なのだとか・・・小さな花木の中に悠久の時を想像させる不思議な力を持つ1鉢です。

この千島桔梗は未だ売り物ではありませんが、お披露目させていただきました!

2022-07-12 18:38:00

盆栽たちの生命線は、水です。もちろん光、風、温度など必要な項目はありますが、なんといっても水は「生命の水」です。

今年の夏は水不足が心配されていますね。そんな中、小さな命「盆栽たち」に今日のような灼熱の太陽のもと丸一日水があげられなかったら、何年も手塩にかけた子たちの命が絶たれてしまう・・・自分の不注意で水をかけ忘れている子がいても同じ。

最初はよく園主に「やり忘れがある!!!」と注意されていました。(あ、今もたまに・・・汗)

水遣りは、盆栽修行の大切な第一歩であり、もっとも大切な日々のルーティンです。

この季節、土はすぐ乾いてしまうので、その様子を見つつも、平均2〜3回は水遣りをします。

太陽の当たり具合(日向か、半日陰かなどで変わりますが)で乾き具合も変わりますので、自分の子たちの置かれている状況を見て触って判断。

風が通る場所なら乾きやすいですし(日の当たりは少なくても、風が強い場所だとやはり早く乾きます。)

冬場は1日1回で済むことも多い水遣りも、この時期はとても手間がかかるけれど、大切な命のための愛の活動なのです。